特色ある
学び

LIBRARIA・総合学習

図書館を核に学ぶ"調べ学習" ~探究活動~

図書館「リブラリア」を中心として、総合学習が進められています。 「読書センター」の機能に加えて、生徒各自がテーマを設定して学ぶ、探究的な学習を支援する「学習情報センター」の役割をリブラリアは担っています。
全国でも有数の利用率を誇るリブラリアで、生徒たちはさまざまな調べ学習・探究活動に取り組んでいます。
中学3年では、大学での卒業論文の内容・スタイルに準じた卒業研究にも挑みます。新鮮で充実した70,000冊の本が生徒たちを待っています。

知的好奇心を広げる
新鮮な蔵書が70,000冊

学校図書館大賞を受賞

清教学園リブラリアは、2014年に第44回学校図書館賞(全国学校図書館協議会主催)において大賞を受賞しました。2013年と2017年には『「なんでも学べる学校図書館」をつくる』(1・2巻)が少年写真新聞社より発行され、全国的に注目を集めています。さらに2019年には『中高生からの論文入門』が講談社現代新書の1冊として刊行され、本校における全国レベルの探究学習が大切にしていることはもとより、生徒たちの毎年の成果につながっている論文作成術の一端を紹介させていただいています。

学外からの訪問者が1,500名を突破

リブラリアには毎年全国から100名以上の訪問者が来場されます。本校の探究学習が注目されるに伴い、IT企業や出版社や大学からも多くの有識者が来られ、リブラリアにおける取り組みに深く関心を寄せてくださっています。学外からの訪問者の累計は1,536名になっています。

探究学習(中学3年間の流れ)

中学1年本の世界と出会う……図書館入門

新入生のための約2,800冊の本棚「すくど文庫」を中心として清教での読書生活がスタートします。さまざまな本と出会う「おためし読書」や、PC利用の初歩、自分でテーマを決める調べ学習など、全て清教オリジナルの内容です。

中学2年統計で世界を探ろう

表計算ソフトを活用して統計の初歩を学びます。グラフづくりの基礎まで学んだら、自分のテーマを考えてデータを集めてグラフ化して分析。大阪府の統計グラフコンクールでも優秀な成績を残しています。

中学3年卒業研究に挑戦

総合学習の総仕上げは「卒業研究」です。自分の研究テーマを見定めて、フィールドワークにも挑戦。1年をかけてまとめた内容は全校で行われる卒業研究発表会でプレゼンテーションします。作品は例年「調べる学習コンクール」にも出品され、多くが入選しています。

TOPICS

総合学習担当の教員が個別に指導して、
生徒たちの探究活動をサポート

総合学習の時間には、生徒が各自で調べ学習やプレゼンテーションの準備などに取り組みます。同じ取り組みでも、生徒たちそれぞれが関心を持つ内容は十人十色。それぞれに応じた指導が求められるため、個別に激励・支援をしながら授業を進めていきます。

先輩たちが取り組んだ卒業研究は
リブラリアに保存

生徒たちによる卒業研究などの優秀作品1,700冊が、リブラリアの正式な蔵書になっています。バーコードが貼られ、貸し出しもできます。先輩たちがどんなテーマを選び、探究を深めていったか、ぜひご覧ください。

学級文庫「すくどの本」を各教室に設置

1年を通じて、おすすめの本300冊が教室を巡回しています。こうした日常的な取り組みから、生徒あたり1人あたりの年間貸出数は平均54冊にものぼります。 ※すくど…「焚きつけ用の末の枯葉」を意味する河内地方の方言